鉄道の神話

世界で一番正確で、世界で一番安全な鉄道を持つ日本。
1番と2番の差があんまりにも掛け離れているので、
今回の悲惨な残念な事故を計算に入れても、世界一である事には変わりがない。
韓国の新聞に珍妙な非難をもらうような話ではない。
（傲慢だからってどんな理由じゃい。電車の事故やぞ）

韓国の珍妙な報道を除けば、英国の報道も米国の報道も中国の報道も、
鉄道の限界みたいな話のように思う。
でも今回日本の特殊なシステム的な事みたいな話じゃないの。
『正確』に対するヒステリー。
うっかりそれが守れるぐらい運転士が優秀なものだから、限界が来た感じがする。
中国では起こり得ないタイプの事故であるには違いない。
出発時刻に運転士がお茶飲みながら将棋指すような国では起らない事故。
（中国の国民性を考えると日本並みの新幹線の整備は諦めたほうがいいと思うな。あぶないし、機能しないよ）

今回の事故を起こした運転士を不用意に責めないで、
数分のダイアの遅れをフォローして、過密な地域でも安全な運行ができるように、素早くダイヤを変更できるようなソフトを用意し（なかったので、根性で取り替えさねばならなかったらしい）て、より安全な鉄道を実現して欲しい。
ハードの整備は労働組合が立ち上がったようだから大丈夫だとしても。
労働組合への加入の有無も関わりなく、危ないので超過勤務をしないですむぐらいの人員は確保して欲しいの。
鉄道好き、乗り物好きの人達は、ほっといたって優秀な運転士になると思うの。
のびのびと運転させてあげて欲しいものです。

2時間おきに反省文書かせたり、長時間草むしりさせたり、
精神的に追い詰めたって運転技術は上昇しないし、
安全性も向上しない。

いつかどこかで起るべくして起る事故だったような気もするけど、
犠牲が多すぎる。
現在97名。
増えこそすれ減りはしないのだなあ。
これはただの数字じゃないのだと思うと、胸が締め付けられるようです。
鬱々と。

亡くなった方々へ心から御冥福をお祈りします。
御遺族、御友人の方々へ心から御悔やみを申し上げます。
運転手の御家族、御友人の無念な気持ち、言葉もないです。
負傷された方々の、一日も速い回復を祈りつつ