『ここはハイキングコースではありません』
と明記されたハイキングコース。
責任関係のせいで、JRが立てた看板が唯一のコースの目印であった。
JR廃線あとハイキング。
トンネルがたくさんあるので懐中電灯必須であった。
右手に懐中電灯、左手には買ったばかりのPENTAX。
慎重に、武庫川ぞいの線路跡を進む。
レールを外された線路はまくら木と、大粒の砂利。
雑草を生やし難くする砂利の効果は既に消えて、線路の大半を雑草が覆い、ブタクサにアレルギーのある人は絶対立ち入り禁止であった。
そのうち道全体にはびこったら、立て札なんかしなくても入ってくる人はいまい。
しかし、珍しいコースなので、ものすごいハイカーの数であった。
写真を撮るポイントで、順番待ちをしていても、順番であると気付かない人にばんばん抜かされるわ、
写真撮り終わった後いつまでも立ち話するわ、
自然写真以外はなかなか撮れないのであった。
しかし、今回のカメラは様々な試しどりをしようと思って連れてきたのに、
撮らなければ、重い思いをして連れて来た甲斐がない。
過去は振返らないらしいでーさんは、写真には興味がないので、
迷惑だったかもしれないが、被写体になってもらった。

ところで、トンネル内で夜の撮影の実験を試みようとした私であるが、
真の暗闇の中では、ピントを調節する事など出来ない!
という事実に気付き試みただけで、撮影はしなかった。
暗闇の中で悪戦苦闘した私にでーさんが言うには、
『これだけ、人が多かったら、トンネル掘りの幽霊も、本日休業だよ』(エコー)
・・・・撮れない!!

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