疑惑のタオル

2003年2月3日
正月に洗濯物を干していた時の事であった。
屋外の物干に、ばん!と力強く広げたタオルを干そうとしていた私の手は止まった。
その手にあったのは。
3名のビキニスタイルの女の子のアニメ画の大判バスタオルなのであった。

「何ゆえこんなものが我が家に!」

とりあえず世間体が悪いので、室内にこのタオルを干した。

さて、乾いたタオルの処遇である。
タオルには罪はないが、絵柄には罪が有る。
たびたび干し場所に困るようでは、めんどくさいではないか。

「持ち主のところに帰そう」

私は兄のところに持って行った。

「こら!兄!洗濯物にこんな恥ずかしいものをまぜちゃダメでしょ!」

兄「ちがう!これは俺のじゃない!この絵柄はA(弟)の持ってたマージャンゲームと同じ柄だから、Aのだ!」

「うそつけ、ゲームのロゴなんか入ってないやんか、こういう自主制作臭いのは兄のだ!」

兄「ほんまや!」

「ちっ!恥ずかしがらんでもエエのに」

兄「ほんまなんや〜!」

弟が脱衣マージャン(決めつけ)のゲームを持っていたかどうかは、判断に悩むところであるが、勤め先に帰った弟の部屋に、私はそのバスタオルを飾付けておいた。
御盆に帰って来た時の反応が楽しみである。(気長)

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