おお!ここが噂の!

2002年12月17日
高村は生まれて始めて、2ちゃんねると言うところに足を踏み入れた。
『おう!ここが、よく分からない衝動殺人(とか)を起こす時に、中学生や高校生が書き込みに来ていると言う、まさにその現場なのだな』
感慨もひとしおである。(嘘です)

高村は面白いと教わったところにいった。
そこは荒らしの人や厨房(中学生のように衝動的で、大人げの無い人のことを指すらしい)のいない、穏やかな、メーテル?板であった。

『私の名はメーテル』
で、始まり。
「最近、腰痛が酷くなって来た『女』」
『〜女』でネタ振りをする、一発ギャグを書き込んで行く掲示板であった。
「でもなんだか、薬局に買いにいくのは気恥ずかしいの。
サロンパスを買って来て、鉄郎」
頼みごとをする時は鉄郎にむけて、お願いをすると言う心配りで、みんなメーテルさんになっているのである。
あらしの人がおとずれても、ほかの人はメーテル口調なので、1人で荒れていて滑稽である。
攻撃的な台詞と言っても、
「鉄郎、銃を下ろしなさい。ここは平和な板よ」
ってなかんじで、とてもまったりしている大人の掲示板であった。

高村はこのある意味2チャンネルらしく無い気がする掲示板でいろんな事を学んだ。

掲示板のことを板とか、スラッシュとか呼ぶらしい。

『私は数カ月前からヒッキー』というのは、
『数カ月前から宇多田ひかるの大ファンで』と言う意味では無く、
『数カ月前から引きこもりをしている』という意味だと言う事。

『俺の名はハーロック。
男には上げねばならない、板がある。分かるか、鉄郎。』
どうも、下がり過ぎると消えてしまうらしいと言う事。

そして、メーテルは自分のハンカチに名前を刺繍しており、しかもカタカナで「メーテル」と入れてあると言う事だ。

ところで、2ちゃんねるに行っただなんて言ったら、とんでもないって怒られるかも、と、飲み会で口にしたら、
「私も行ってるよ、書き込んで無いけど」
あっさり言われてちょっとショックだった。
普通の事だったのであろうか?・・・分からない・・・。

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