高村は有間さんちに遊びに行った。
『せっかく高村さんが来るから・・・』
いじらしくもかわいらしい有間さんは、ゲームキューブとピクミンを買っておいてくれた。
(すまん。ピクミン凄くかわいかったよ)
そしていじらしくもかわいらしい有間さんは、行動力に優れた八尾さんとのゴルゴトランプ神経衰弱を企画してくれていた。
高村はこの手のゲームが、ものすごく不得手である。
私に瞬間記憶力はない。
独り負けを覚悟していた。
が、このゲームの問題は勝ち負けではなかった。
絵柄である。
このゴルゴトランプ、ゴルゴのマンガがそのままトランプになっていうのである。
ライバルや彼の獲物が多数登場しているのである。
その中に・・・・。
SMの女王様がイタ・・・。
『ほーっ、ほっほ!この肉を打つ音がたまらないわ!!』
しっかりとっつかまって、縛られて、ムチでしばかれてるゴルゴ。
凄腕の殺し屋というイメージは、私にとっては狙撃である。
縛られて、趣味のお相手をしているというのは私には納得がいかなかった。
こんな失敗もして、いらぬ人生経験積んじゃいました、の巻。だったのかしらね。

刺客の学校の先生は〜
ムチをビシバシちーぱっぱ〜
ちーちーぱっぱ、ちーっぱっぱ〜

こっそりと微妙な替え歌が私の頭に鳴り響いていたが、行動力に優れた八尾さんとは初対面だったので、口に出して唄う事は避けた。
恩義を感じると枕詞が長くなる、歴代中国王朝と関羽みたいな今日の日記である。

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