今日倉庫の整理をしていたら、ゴキブリの巣にぶちあたった!
「わー」も「きゃー」もなく、売り物の殺虫スプレーの包装を破り、噴射!
3匹は倒したが、残り2匹は死亡を確認するに至らなかった。
運がよければ、どこかで死んでいるであろう。
ところで、高校時代に、教室に出現したゴキブリに逃げまどうクラスメイトなるものを観察する機会に恵まれた事があるが、一人でもあんなに騒ぐんだろうか?
素朴な疑問である。
高村はわりと誰が居ようと居まいと、殺虫剤をかけて、弱ったところを帚でちり取りに掃き入れて、庭に捨てるのだが。
(ゴミ袋に何重にも包んで捨てる事もあるけどね)
人々はどうしているのであろうか。
キャーキャー叫んで逃げまどっている(一人しかいないのに)人とは友達になれないかもしれないと思うが、
『私は何も見なかった』
自らを騙すタイプの人とは割にいい友情が築けるかもしれない。

さて、我が友人には虫嫌いの人が多い。
チョウチョが嫌いな、友人Tは、
「燐粉で窒息しそうだ!」
「羽を取ったら芋虫と同じだ」
(有間さんは「羽を抜いても蝶は這えないので一緒じゃない」と言っていた。ま、そりゃそうだ)
「大体さなぎの中で、いったん液体に溶けてから、変態するねんで!こんな生物を地球上の生物と信じていいのか?!やつらは宇宙から来たエイリアンだ!」
と、力説する。
虫嫌いは虫にいやに詳しい。微に入り、細に入って嫌いなのである。
そんなTはゴキブリは叩き潰す派だ。
そんな事をしたら、掃除しなくちゃいけなくて不快じゃないか?と思うが、生存が許せないらしい。
そんな闘える戦士Tにも、存在の許せる昆虫がいる。
それは・・・くもさんである。

ある時、部屋の角に追いやったゴキブリが、窮鼠ネコを咬む!
顔面に向かって飛びかかって来た時。
「お嬢さん、大丈夫ですか?」
ひらりと蜘蛛がゴキブリを捕らえ、
「せめてお名前を!」
「はは、名のるような者ではありませんよ」
語り合う暇もなく、鮮やかに姿を消したそうな。
「セザール!」(このコマーシャル、地方かな?)
と名付けて今も感謝しているらしい。

有間さんも蝶は苦手らしい。
「子供のころ、燐粉を好奇心で水で洗い流したん。洗い流された後、悶えのたうつ蝶が恐くなって逃げ出したんだよね〜」

高村は触れないけど、存在しててもいいと思っている。
倒さねばならない昆虫は今のところ、蚊がトップである。

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