イヤな予感
2001年9月11日泉見学の日はメキシコシティへの移動日であった。
「メキシコシティの到着は夜ですか?窓側に座れるといいですね。
飛行機からの夜景はそれは奇麗ですよ。
眠らずにちゃんと見ないといけません。
メキシコシティはUFOの目撃情報が大変多い街なんです。
UFOもあの夜景を見に来ているのかも知れませんね」
シニカル現地ガイドが珍しく、夢見がちなことを言ったので、飛行機で窓側の席が取れたとき、大変嬉しかった。
そしてその夜景は噂に違わずすばらしかった。
ゴジラの心で、でーさんは飛来地点に心決めていたが、宇宙人もそうなのかも知れない。
そのものすごい光のほとんどが、国有林を占拠した貧困層が盗んだ電気でできている。
そしてその国有林に、無数に建ったバラックの密集具合と暮らしぶりを聞くだに、複雑な気分になったことも特記しておこう。
ホテルに着いた。これから3泊はこのホテルである。
ホテルが変わるごとにエクストラベットに寝る当番を変えていたが、この3軒目のホテルでは高村がエクストラベット当番だった。
嫌な予感はしていた。
エクストラベットの状態がホテルをかわる度に質が落ちていたからだ。
小さな鉄のベットに、薄いマットレス、うわがけはシーツのみと言う猛烈なエクストラベットだった。
メキシコシティの気温は低く、しかも暖房設備が壊れていた。
最悪だった。
さむい!耐えられない!
どっちかのベットに入れてもらえないだろうか?
深夜、でーさんの様子を伺う。
文字通り大の字になって熟睡している。潜り込めるスペースがない。
Yの様子はと言うと、ベッドに対角線を描くように、横になっている。
どこからも入れない。
自分のスーツケースを開けて、シーツの上にあるだけ衣服を敷きつめる。
昼間は暖かいので、暖房と言う観点から行くと頼りになるのは、大阪で着ていたコートだけだが、気休めである。
二度と奇数人数で旅行になんか行くものか!コートに包まって寝た。
熟睡することもなく目覚めた朝。朝食前にガイドに訴える。
暖房が壊れている。あのエクストラベットでは寒くて眠れない。
ガイドは英語しか話せず、フロントには英語のしゃべれる人がまだ来ていなかった。
現地ガイド2に望みを託してバスへ。
フリスクさん。
おう!叔母さんと姪っ子が居るって事はデイジーちゃん。
ご両親は老齢でお亡くなりになられたか(つまりデイジーちゃんは年寄りの恥かきっ子)、子供と見せかけた娘さんかどっちかなんですね。
まあ、鳥類はおまけしましょう。おしりがかわいいから。(アヒルのおしりはかわいいのだ)
ところで、ミッフィーは寡黙な殺し屋に見えませんか?
あの表情の読み取れない顔。
無駄口をたたかないことを証明する、ばってんに縫い付けられた口。
ミッフィーが木陰に、あの顔でジャックナイフを持って立ってたら、ものすごく、恐い。
「ミッフィーちゃんは、今日はお仕事におでかけです」
ギャー!!
「メキシコシティの到着は夜ですか?窓側に座れるといいですね。
飛行機からの夜景はそれは奇麗ですよ。
眠らずにちゃんと見ないといけません。
メキシコシティはUFOの目撃情報が大変多い街なんです。
UFOもあの夜景を見に来ているのかも知れませんね」
シニカル現地ガイドが珍しく、夢見がちなことを言ったので、飛行機で窓側の席が取れたとき、大変嬉しかった。
そしてその夜景は噂に違わずすばらしかった。
ゴジラの心で、でーさんは飛来地点に心決めていたが、宇宙人もそうなのかも知れない。
そのものすごい光のほとんどが、国有林を占拠した貧困層が盗んだ電気でできている。
そしてその国有林に、無数に建ったバラックの密集具合と暮らしぶりを聞くだに、複雑な気分になったことも特記しておこう。
ホテルに着いた。これから3泊はこのホテルである。
ホテルが変わるごとにエクストラベットに寝る当番を変えていたが、この3軒目のホテルでは高村がエクストラベット当番だった。
嫌な予感はしていた。
エクストラベットの状態がホテルをかわる度に質が落ちていたからだ。
小さな鉄のベットに、薄いマットレス、うわがけはシーツのみと言う猛烈なエクストラベットだった。
メキシコシティの気温は低く、しかも暖房設備が壊れていた。
最悪だった。
さむい!耐えられない!
どっちかのベットに入れてもらえないだろうか?
深夜、でーさんの様子を伺う。
文字通り大の字になって熟睡している。潜り込めるスペースがない。
Yの様子はと言うと、ベッドに対角線を描くように、横になっている。
どこからも入れない。
自分のスーツケースを開けて、シーツの上にあるだけ衣服を敷きつめる。
昼間は暖かいので、暖房と言う観点から行くと頼りになるのは、大阪で着ていたコートだけだが、気休めである。
二度と奇数人数で旅行になんか行くものか!コートに包まって寝た。
熟睡することもなく目覚めた朝。朝食前にガイドに訴える。
暖房が壊れている。あのエクストラベットでは寒くて眠れない。
ガイドは英語しか話せず、フロントには英語のしゃべれる人がまだ来ていなかった。
現地ガイド2に望みを託してバスへ。
フリスクさん。
おう!叔母さんと姪っ子が居るって事はデイジーちゃん。
ご両親は老齢でお亡くなりになられたか(つまりデイジーちゃんは年寄りの恥かきっ子)、子供と見せかけた娘さんかどっちかなんですね。
まあ、鳥類はおまけしましょう。おしりがかわいいから。(アヒルのおしりはかわいいのだ)
ところで、ミッフィーは寡黙な殺し屋に見えませんか?
あの表情の読み取れない顔。
無駄口をたたかないことを証明する、ばってんに縫い付けられた口。
ミッフィーが木陰に、あの顔でジャックナイフを持って立ってたら、ものすごく、恐い。
「ミッフィーちゃんは、今日はお仕事におでかけです」
ギャー!!
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