メリダのお金持ち
2001年9月2日野口英世が黄熱病の研究をした街、メリダ。
(野口英世のおかげでかかる人がいないので、どんな病気か、私には分からない。原因細菌の特定に成功したんだよね。次に目星をつけた病気は、ウィルス性の物で、当時の科学力では発見できるのもではなかった。医学研究の運不運だな)
そこは、高層ビルなど異世界の物語、2階建てや平屋の建物が軒を列ね、やたらに空の広い街だった。
だが2階建てと思われる建物の中に入ってみると、平屋。
何と、ドアの身長が3メートル以上もあったのだ。
ジャイアント馬場がスキップしながら入室しても、余裕綽々、全然オッケーな感じなのだ。
暑いから天井を高くするのは分かるが、ドアがでかくなるのはどうしたことだ?
余りにも暑くて耐えられない時、このドアを力一杯素早く開閉する!
・・・実は、巨大うちわなのではあるまいか?
高村は野口英世の銅像の前で写真を撮ってもらいながら、扉の使用法をあれこれと考えていた。
メリダの市場に行って、ここで初めてメキシコの人たち(インディオって言うんでしょうか、正当なマヤ文明の血筋の人々)と同じ高さで物を見た。
平均身長が男も女も150前後なので、高村と同じ身長なのだ。
こんなにたくさんの人がいるのに、ちゃんと顔が見える!
と言うのは見上げる人生を送ってきた高村にとって始めての経験だった。
いい国だ!高村は思った。ここなら私も人並みだ。
暫くして、Yさんもでーさんもいなくなっていることに気付いた。
どこではぐれたんだろう。
高村は市場をぴろっと走って脱出した。
そうだ、水を買っておかなくては。
食料品店っぽい店に入ってみる。
奥に座った小柄なおばさんが、私を見るなり、
「あが!!」
叫んだ。
吃驚して逃げ出した小心者の高村、『あ、もしかして、アクア(水)って聞いてくれたのか?』気付いたのはかなり経ってからだった。
トルティーヤを焼いている店の前で、みんなと合流。
ちょっと分けてもらう。
現地のとうもろこしが原料のトルティーアは、苦くて不味かった。
コーンの種類が違うんだろうけど、こりゃなにか巻かなきゃダメだ。
と思わせる味だったが、今考えると生春巻きが好きだからといってライスペーパーを貪り食う人もいない。
濃いソースのかかった肉と食ってたらあんまり気にならなかったかも知れない。
(市場でそんな物を食うと、ちょっと食中毒覚悟らしい。籤付きアイスは好きだが、当たり付き肉は恐ろしい)
市場を後にして、地域の人の教会に行ってみた。
信仰心はなくても近くの社寺仏閣は詣でてしまう日本人である。
でーさんは、ちんまいりんごを持ってあらわれた。
水一つ買えなかった高村とは違い、シナモンもゲットしていた。
高村は尊敬した。
「ニューヨークの別名ビッグアップルは、もっと大きなりんごが食べれるように成る街と言う意味があるんだよ」
でーさんは言いながら、ちんまいりんごをながめた。
「ニューヨークの主食はりんごか?」
高村もりんごを眺めた。
りんごの大きさで金持ち度をはかるお国柄なら、日本のりんごは億万長者の食べ物かも知れない。
ジョナゴールド。
・・・15倍ぐらいあるかもしれんな。
(野口英世のおかげでかかる人がいないので、どんな病気か、私には分からない。原因細菌の特定に成功したんだよね。次に目星をつけた病気は、ウィルス性の物で、当時の科学力では発見できるのもではなかった。医学研究の運不運だな)
そこは、高層ビルなど異世界の物語、2階建てや平屋の建物が軒を列ね、やたらに空の広い街だった。
だが2階建てと思われる建物の中に入ってみると、平屋。
何と、ドアの身長が3メートル以上もあったのだ。
ジャイアント馬場がスキップしながら入室しても、余裕綽々、全然オッケーな感じなのだ。
暑いから天井を高くするのは分かるが、ドアがでかくなるのはどうしたことだ?
余りにも暑くて耐えられない時、このドアを力一杯素早く開閉する!
・・・実は、巨大うちわなのではあるまいか?
高村は野口英世の銅像の前で写真を撮ってもらいながら、扉の使用法をあれこれと考えていた。
メリダの市場に行って、ここで初めてメキシコの人たち(インディオって言うんでしょうか、正当なマヤ文明の血筋の人々)と同じ高さで物を見た。
平均身長が男も女も150前後なので、高村と同じ身長なのだ。
こんなにたくさんの人がいるのに、ちゃんと顔が見える!
と言うのは見上げる人生を送ってきた高村にとって始めての経験だった。
いい国だ!高村は思った。ここなら私も人並みだ。
暫くして、Yさんもでーさんもいなくなっていることに気付いた。
どこではぐれたんだろう。
高村は市場をぴろっと走って脱出した。
そうだ、水を買っておかなくては。
食料品店っぽい店に入ってみる。
奥に座った小柄なおばさんが、私を見るなり、
「あが!!」
叫んだ。
吃驚して逃げ出した小心者の高村、『あ、もしかして、アクア(水)って聞いてくれたのか?』気付いたのはかなり経ってからだった。
トルティーヤを焼いている店の前で、みんなと合流。
ちょっと分けてもらう。
現地のとうもろこしが原料のトルティーアは、苦くて不味かった。
コーンの種類が違うんだろうけど、こりゃなにか巻かなきゃダメだ。
と思わせる味だったが、今考えると生春巻きが好きだからといってライスペーパーを貪り食う人もいない。
濃いソースのかかった肉と食ってたらあんまり気にならなかったかも知れない。
(市場でそんな物を食うと、ちょっと食中毒覚悟らしい。籤付きアイスは好きだが、当たり付き肉は恐ろしい)
市場を後にして、地域の人の教会に行ってみた。
信仰心はなくても近くの社寺仏閣は詣でてしまう日本人である。
でーさんは、ちんまいりんごを持ってあらわれた。
水一つ買えなかった高村とは違い、シナモンもゲットしていた。
高村は尊敬した。
「ニューヨークの別名ビッグアップルは、もっと大きなりんごが食べれるように成る街と言う意味があるんだよ」
でーさんは言いながら、ちんまいりんごをながめた。
「ニューヨークの主食はりんごか?」
高村もりんごを眺めた。
りんごの大きさで金持ち度をはかるお国柄なら、日本のりんごは億万長者の食べ物かも知れない。
ジョナゴールド。
・・・15倍ぐらいあるかもしれんな。
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