メリダの熱い夜？

メキシコ、メリダの街。メキシコに入って以来始めての都会である。
あ〜！本屋さんがある〜！
（どこの都市、どこの街、どこの国に行こうとも、本屋には立ち寄る業の深い私たち。
だかしかし、メキシコの公用語はポルトガル語。英語ですらない。
『腐れバナナ』が何の木であるかも分からず、腐れバナナは腐れバナナと呼び続けられるのだった。（腐れバナナ：たぶん花か何かなんだと思うが、黒い、腐ったバナナのようなものがたくさんぶら下がっている木。カンクン、メリダの街に多い））
メリダのホテルは普通のホテル。
ホテルのレストランでばんご飯だ。
カンクンのホテルよりも酒の値段が安くなったので、
「テキーラ3つ！」
みんなでテキーラを飲むことに。
（テキーラ：とっても強いお酒。火を付ければ燃えます）
「カンクンのホテルよりもおいしいですよ、いいテキーラは琥珀色なのです」
とか、誰かが言うのを小耳にはさみ、
ごきげんでテキーラを！
「テッキーラッ！」叫んだわけではないが、ラテンの心で飲んだ。
・・・オトナの味にゅる。（＠＿＠）
テキーラってがぶ飲みするものではないと思うのだけど、濃度が濃いだけに量が少ない。
3口ぐらいで終わってしまい、高村はなんか損した気分だった。
ので、2杯目は
「マルガリータ」（マルガリータ：テキーラベースのカクテル）
だが、目の前でYさんとでーさんが「テキーラ」のおかわりをしていた。
オトナにゅる。（￣ー￣）
我々が酒のおかわりをすると、ほかの席にいたメキシコ人が、
「おおー」笑ったのはなぜ？
わしらいくつぐらいに見えてる？
そりゃあ、おかわりするような人いないけどさ、あんまり。
さてその日、ツアーの中にお誕生日の人がいたらしく、その人の奢りでワインが来た。
ありがたくいただくわしら。ただ酒はおいしいな〜
ご飯が終わると、いつのまにか、バスの中でいっしょに酒を飲む約束をしたというおばさんのところへ、しかしおばさんはすっかりできあがっていた。
飲みに行きたがるYを引っ張って部屋へ。
実際飲み足りないのも分かるが、こんなところで二日酔いになられては明日に関わるのである。

朝、ホテル下の売店で、ミネラルウォーターを買っていると、でーさんがミネラルウォーターやスナック類の他に、テキーラの瓶を買っているのを発見。
あなたも足りなかったのね？（；＿；）ほろり。私が悪かったわよ、止めて。
という心になりながら、メリダ市内観光へ。
野口英世が黄熱病の研究をしたのはこの街のこと。
メキシコでは多くの日系移民が、中国人よりも、また他のアジア系の移民よりもよく働いたこともあって、日本人はイメージがいいらしいのだ。
メキシコでは馬鹿なことをしてはいけない。
一応心がけることにした。