模様替え。

2001年7月9日
日曜日、のれんを買った。藍色と白の麻ののれんである。
涼しげだ。
自室のドアののれんを掛け変える。
こののれんというやつ、だらしない高村には必需品である。
風をとおすのにドアやら窓やらを開け放つ事ができる上に、覗こうという気のない人からは視界を遮る事ができる。
よしずを買う。
日よけというよりは隣の家の向かい合った窓からの目隠しである。
だが昼間はいいのだが、夜は屁の突っ張りにもならない事が判明。
よしずは明るい場所からくらいところは見えなくしてくれるが、くらい場所から明るいところはよく見えるのである。

日本の上座ってよくできてる。
御簾というのはよくできたマジックミラーなのだという事がよく分かった。
上座(出入り口から一番遠いところ、つまり暗い)から、下座は御簾ごしであてもよく見えるのに、逆はそうでは無いのだ。
暴れん坊将軍は、観察のし放題だ。
そりゃあ悪役の城代家老もいわれにゃ、誰だか分からんわな。

ああ、窓開けて寝たい・・・。
この皮膚さえ脱ぎたくなるほど暑い。
寝苦しい夜ほど、思考はどことも分からぬ谷間に転がり落ちて行く。

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