読書感想文?

2001年5月18日
高村は昔、ちゃんとした本を読むと感想を書いていた。
(小説は本じゃないのだ当時の私には)
感想文の大学ノートを発見して、ぺらぺらっとめくると、1行しかない感想が書いてあった。

「そんな、トニー・ザ・タイガー的アドバイスをもらってもなぁ」

なんの本を読んだとかそんな事は書いていない。
いったいなんの本を読んだんだろう?
トニー・ザ・タイガーといえば、コーンフレークのコマーシャルで有名な、あの虎の事である。
体力虚弱、運動神経や球技における技術に対する悩みを、
「朝ご飯をしっかり食べる事」から指導する、迂遠な虎である。
(朝食事後のCMの活躍は、催眠術で筋力の抑制を解除するとか、薬物で幻覚を見せているに違いない)

ああ!
何を読んだんだろう?
何を読んだんだろうったら?
因みにその1P前は『周恩来−政治におけるその実践−』
後は宮城音也の『都市』である。
何の感想なんだこれ?

『あなたもマイトレイヤーになれる!』
「弥勒菩薩になってどうするよ?」

背表紙に対する走り書きも、そこここに見える愉快なノートだが、
1行で1ページとってるのはここだけである。
もしかして、ネタ帖が出張してきてるのかなあ?
昔はそんなものもつけてたしなぁ。
(システム手帳のメモ欄につけていたら、よく人に発見されていぶかしがられたので、以降つけるのを止めた)
なんなんかなあ?
トニーに聞いたら、コーンフレークをしこたま食わされて、催眠術かなんかで過去に連れて行かれるのかしら?
「グレイト!」焦点の定まらない目で叫ぶ怪しい人にされちゃうのかしら?

ネタといえば、黒い軽自動車に「大阪府軽」のステッカーが貼っていたのを見たときはちょっと笑った。
流行ってるのか?

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