今年、京阪電車の初詣の1日乗車券には、朱印帳がおまけについていた。
下鴨神社、平安神宮、八坂神社、伏見稲荷、石清水八幡宮、成田山、大坂天満宮。
京阪電車にノせられて、スタンプラリー状態。
2日間も何してたんだわたしゃあ。
だが、ほとんど行ったことのないところばっかりだったので、大変楽しかった。
巨大な鳥居を見ると興奮して、鳥居の足をぐるりと回り、この柱の直径はどれぐらいかなあ、などと考える。
(今まで見た中で、最も大きかった鳥居は、出雲大社の鳥居だった。
出雲大社事体も、度胆抜かれる程でかかったけど。
高村は頭の中が子供なので、凄く大きなものや立派なものを見ると子供のように喜ぶ)

直径、と言えば円周率。
紀元前のメソポタミヤでも、精巧な円周率の数値を割り出し、使用していたと言うのに、日本ではこの度、学校教育上、円周率は「3」と教育するそうな。
これを文化的後退といわずしてなんとしよう。
大学教育を受ける基礎学力のない高校生を排出し、教育水準を下げるのだって、問題なのに、常識の範疇にまで、手抜きをするって言うのはどう言うことだ?
日本の学校教育は円周率の正確な割り出し方を正確に教え、それを踏まえて、便宜上「3」で計算していいことにする。
なんて教育はできないから、長い間、考え方はわきに置いておいて、計算の仕方だけを詰め込む教育をしてたわけだろう?
詰め込み教育しかしてなかった教師と、詰め込み教育しか受けたことのない教師が、どうやって、本当にものを教えるのか。
埋め込み教育にだって、いいところはあったさ。
基礎学力があれば、応用が効くことが世の中には幾らでもある。

カーソルをクリックする事もできない、森首相のIT革命にノセられている間に、日本人全体のIQががんがん下がっていく気がする。
大きな鳥居を築くのにだって、数学的知識は必要なんだ。
日本人はもう、飛行機を設計する事ができなくなってる(多分。長い事作ってないし)。
東京タワーのような巨大鉄塔を設計できる人はいるんだろうか?(〃)
SFの世界を引き寄せるような2足歩行のロボット。
知力が作るどんな構造物も、円周率「3」の上には成立しない。

ああ、頭がよくなりたい。
切実に少彦名神の末社に祈り、イミダスを10年ぶりに買った。
頭脳の回転を上げることは今さら神様にもできない荒技だが、知識を付け脳内にショートカットキーを製造するのはわたしにもできると言う、安直な考えからだ。
気がついたら始まっていた省庁再編。
とりあえず、公務員減らせよ。つぶやきながら読む、お正月。

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