膣錠・・・・。
それは女性のまたぐらに入れるお薬。
座薬は肛門に入れるのだけど、文字どうり、膣に入れる座薬なのだ。
40代の女性、局部がイタ痒く下り物が濁っているので、これを入れてください。
と、膣錠を売った。
そんな事できないとおっしゃる患者さん(多い)には、多少、効きが悪いけれども、経口薬を出すのだけど、やった事が有ると言うので。

翌日。
「あのう〜」
もじもじと、再訪。
「薬を入れようとしたら、できものが有るんです、ガンかもしれない」
話を聞く。
詳しい彼女の告白は、生々しいので省くが、
「誰にでもありますから!」
焦って繰り返す私。
「できものじゃ有りません、誰にでもありますから!」
おばちゃん!
娘のおしめかえるとき、何もみんとふいてたのか!
(娘にもこんな事はきけない、とか言ってたので)

「よかった、ちゃんと勉強してる人に相談できて」
と、女性は満足して帰っていったが、ふと、その台詞が、心に引っかかった。

いや!私はそんな、またぐらの勉強などはしてなくてですね!
子供の頃のつまらない思い込みから、誰にでもある物だと知っていただけなのですよ!!
た、頼む!
私の言い訳を聞きにもう一度来て〜(懇願)

白衣を着ているとは、私は無生物。
薬剤師と言う名の機械になるのだ!!
とか、思っているのですが。
まだまだ修業が足りません・・・・。

因みに子供の頃(幼稚園にあがる前の事)の思い込みとは。
『ここが大きくなったら、男の子になるんだ』
男兄弟に囲まれていた私は、男の子じゃない自分が不思議でならなかったんです。

今日はシモネタ・・・・。

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