一人暮らしをしていると、食品が色々余って来るものである。

む!このとり肉は匂いがおかしい!
「大丈夫、大丈夫。腐敗菌が繁殖してるって事は食中毒菌の繁殖が押さえられているッて事だから!お腹壊すぐらいですむよ」

む!この卵、消費期限が半月前だ!
「大丈夫、大丈夫。いつもより、念入りに火を通そう。」

む!ネギが乾いてしまっている。
「大丈夫。まだ緑だし、世の中には乾燥ネギって物もあるわけだし、自家製で乾燥しちゃったぐらいなんだい」

そんな私を、人は『タイトロープ・ダンサー』とよぶ。
ボクシング用語で、コーナーに追い詰められながらも、素晴らしい反応で、相手に殴られない、目と反射神経の優れたボクサーの事だ。
つまり、あたらない人の事。

「そんなことばっかりしてると、いつかひどいめにあうからね」
そう忠告してくれた友達は、黄色球菌が原因と思われる食中毒に2回かかっている。
ナマガキにもあたった。
なぜか、神経質な人ほどあたるような気がする。

みんな、タイトロープ・ダンサーになろう!
日頃から胃腸を鍛えるのだ!
(だが、見きわめも大切だ)

ところで、こんな話をしていると。
タイトロープ・ダンサー仲間が私に。
「卵に念入りに火を入れても、新鮮にはならないのよ?」
と、そっと忠告した。           
「ああ! そうだね、うっかりしてたよ!」(笑)
本気で忘れかけていた。
火を通したら、まだしばらくもつかなって発想は、タイトロープ・ダンサー道として、失格だったんだね!

おいらはこの道を否応なく極めてしまいそうな勢いだが、付いてきてくれる人はいるだろうか?
(笑)                           

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